「出会いのキセキをいつくしむ」――その想いを形に

本デザインは、〈あい友会〉が掲げる理念「出会いのキセキをいつくしむ」を、視覚的に表現することを目的に制作しました。

1. 出会いの軌跡を描くシンボル

人と人との出会いが重なり、交わり、響き合う様子を、柔らかく広がるラインや円弧の重なりで表現しました。それぞれのラインは個々の人生を、交差点は出会いを、そこから広がる形は新たな未来の可能性を象徴しています。

2. あたたかさと信頼を感じる色彩

カラーは、人と人との絆をイメージさせる暖色系を中心に、医療法人としての信頼性を損なわない落ち着いたトーンで設計。優しさと安心感を同時に伝える配色により、老若男女すべての方に親しみを感じていただけるビジュアルに仕上げています。

3. 「想い」を包み込むロゴフォルム

ロゴ全体は、まるで両手で包むような、やさしく穏やかなシルエットを意識しています。理念の中にある「慈しみ」「共に生きる」という感情を、抽象的な形の中に込め、視覚からも“人間らしさ”が伝わる構成としました。

4. 書体とレイアウト

文字部分は視認性を重視しつつ、角を取り丸みを帯びた書体を採用。親しみやすく、感情のこもった表情がにじみ出るようなタイポグラフィを心がけました。理念文とともに配置することで、視覚と文章が一体となり、想いがより直感的に伝わるデザインに仕上げています。

まとめ

このデザインは、〈あい友会〉が大切にする「出会いのキセキをいつくしむ」という想いを、形として表現したものです。医療という現場で、人と人との出会いを尊重し、寄り添い、共に未来を築いていく。その哲学を、静かに、しかし確かに伝える“顔”となることを目指しました。