「Jinsei×Kimi=」

OBJECTIVES

世界を騒がせる日本のアーティストONE OK ROCK「人生 × 君 =」ツアーのデザインです。 今回、特に注意深く言われたコンセプトは男性に向けたデザインでダークでハードなデザインを要望されました。この時リリースされたメディアとは違うタイトルであることもあり、タイトルを汲み取る事も要求されました。

SERVICES

Creative Direction | illustration | GraphicDesign

Clients

ONE OK ROCK

このビジュアルがどのようにライブに作用したのか――ぜひ、ONE OK ROCKのライブ映像とあわせて体感してみてください。

SOLUTION

ビジュアルの中心に据えたのは、「魔導士」という象徴的な存在です。 魔導士は、音と言葉、ステージと観客、現実と幻想を結びつける神秘的な媒介者として構想し、 ライブは、日常から解き放たれ、特別な世界に飛び込む儀式のような時間です。

魔導士は、この没入体験の案内人であり、ツアーの世界観を束ねる存在としてデザインしました。 魔導士のイラストは、力強さと繊細さを融合したタッチで描きました。具体的には、風をまとうローブに身を包み、両手を広げて光を放つ姿をイメージしました。

この光は、バンドの音楽と観客の融合させ交錯させる様子を表しています。ライブ会場がひとつの魔法であるかのような幻想性を加えました。 色彩は、モノトーンのコントラストで力強さと洗練された印象を強調しました。この配色は、バンドの情熱とクールな魅力を視覚的に体現するものです。

RESULTS

このツアーでは、グッズが過去最大の売り上げを記録し、会場での長蛇の列がSNSニュースになるほどの反響を呼びました。 このグッズはワールドツアーでも使用されました。 ワールドツアーの模様は映画として公開され、表紙には魔導士のイラストが使用されています。このイラストは、ライブのエネルギーと幻想的な世界観を表現する重要なビジュアルとして、DVDのジャケットを飾っています。

ただ、狙い通り男性には大好評でしたが女性にはうけなかったようです。クライアントのコンセプトはクリアできましたが、個人的に考え深い結果になりました。

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